ふざけた話

『ふざけた話』

 ふざけた話をします。

 昨日は久しぶりに来客がありました。

 まあ来客と言っても、近所のピンポンダッシュが大好きなイタズラ坊主なのです。

 またいつものようにイタズラ合戦に突入するのかと思いきや、急に私に挨拶をしてきたので、「おお、ようやく私の偉大さ、寛大さ、そして心の大きが理解できたか。ワッハッハッハァー!」

 とふんぞり返りながら「お前たち、うちに来るなら今度からお菓子でも持ってこいよ。」と日頃の恨みを込めながら、懐の小ささ全開で言い放ってやりました。

 するとイタズラ坊主達は手ぶらでやって来ました。しかも平気な顔で、そして堂々とです。

 さすがの私も動揺を隠しきれません。腰が抜ける思いでした。

 手ぶらで来るどころか、家中を廊下やら、壁やら、天井やらを走り回ると、うちにあるお菓子を片っ端から食い散らかし、追いかける私を尻目に、砂埃をあげながら「ビューん!」とか口で言いながら逃げて行きました。

 そして、私が追いかけられないのをいいことに、お尻ペンペンまでして行きました。

 しまいには、お腹がいっぱいになったのか、「フーッ」とか言いながら、お腹をさすりながら帰って行きました。もちろん爪楊枝でシーシーまでしていく始末です。

 またしてもやられた!と悔しさを滲み出しながら、「明日はゴム鉄砲で反撃してやる!」と戦略を入念に搾り出しながら頭をフル回転させたところで、夢が覚めました。

 ちゃんちゃん♫

 このお話はフィクションです(笑)

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aiair

~aiair~   ”あいえあ”  ”I air”   -まるで”空気”のように、いつの間にか”すぐ近く”に-

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