優雅

『優雅』



 朝の静かなひと時。

 コーヒーの香りと焼きたてのパンの香りがさらに至福のひと時を演出してくれます。

 コーヒーを飲みながら、お気に入りのソファーでPCを手にニュースのチェック。

 そこに飛んできたコバエが一匹・・・。

 その朝の優雅でたまらないくらいの至福の時間を一瞬にして奈落のどん底に落とされた最悪の気分にチェンジです。

 たった一匹のコバエに邪魔されるなんて・・・。

 持っていた新聞紙を片手にコバエとの攻防戦がスタートします。

 狙いを定めては新聞紙を振りかぶり、勢いよく叩き落とすが、そこはコバエも譲りません。

 余裕の顔ですんなりと絶妙にイラっとするタイミングで逃げられます。

 「バカにしてんのか!」と思えるくらい余裕シャッキシャキで逃げるコバエ。

 さらに頭から湯気を奮発する私。

 時々コバエが私の腕や足に止まりながらいい感じに挑発してきます。

 しかし私の新聞紙は空を切るばかり・・・。

 そんな素敵な時間で本日も幕が開けました。

 今日もコバエにバカにされながら頑張ります。

 今日はこの辺で。

 ちなみにコバエとの攻防戦は延長戦に突入しそうなので、トムとジェリーのように仲良く喧嘩します。

aiair

~aiair~   ”あいえあ”  ”I air”   -まるで”空気”のように、いつの間にか”すぐ近く”に-

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